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パージボリューム (MMU)

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フィラメント交換の際、ノズル内に少量の溶けたプラスチックが残ります。新しいフィラメントをロードすると、同様に溶けて、ノズルの中身を押し出し始めます。この間、押し出されたフィラメントの色が徐々に変化していくのがわかると思います。

色の遷移がスムーズになるように、PrusaSlicerではこのノズル中の残フィラメントを取り除く方法をいくつか用意しています:

右の羊は、前のフィラメントの青色顔料によって白色が濁っています

パージボリューム

パージボリュームを設定するには2つのモードがあります。設定値を使用するか、プロジェクト固有のカスタム設定を使用するかです。

設定値を使用する

パージする体積は、プリンター設定 -> シングルエクストルーダーMM設定パージボリュームを変更することで設定されます。この値は、フィラメント設定 -> 詳細パージボリューム倍率を使用してフィラメントレベルでさらに変更できます。パージボリュームマトリックスでは値を変更できません。

プロジェクト固有のカスタム設定を使用する

パージボリューム設定をクリックすると、マトリックスを含む新しいウィンドウが開きます。各セルは、フィラメントX(左列)からフィラメントY(上列)へのフィラメント交換時にパージに必要なフィラメントの量を表しています。

プロジェクト固有のカスタム設定を使用するを選択すると、各マトリックスセルを個別に設定できます。このモードでは設定値は使用されません。

設定例

アンロードロード
8030
2070

黒から白への移行 = 黒のアンロード + 白のロード = 80 + 70 = 150 mm³

白から黒への移行 = 白のアンロード + 黒のロード = 20 + 30 = 50 mm³

黒から白への移行は、白から黒への移行よりも多くのパージボリュームが必要です。これは暗い色から明るい色への移行時に色の混ざり量が増えるためです。

可溶性フィラメントを使用してサポートをプリントする場合や、添加物を含むフィラメント(非常に光沢のある、ラメ入りなど)を使用する場合は、標準的な設定例と比べてパージ体積を増やす必要がある可能性が高いです。

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