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X軸ベアリングの交換方法 (MK3S+)

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X軸ベアリングの交換方法 (MK3S+)

X軸ベアリングの交換方法 (MK3S+)
Relevant for:
Last updated 2 years ago
X軸ベアリングの交換方法 (MK3S+)
 Difficulty
Difficult
 Steps
27
 Available languages
ENCSPLDEESITFR
はじめに
はじめに
このガイドでは、Original Prusa i3 MK3S+X軸 ベアリング の交換について説明します。
必要なパーツは全て弊社eshopで販売しています。shop.prusa3d.com
なお、スペア部品のセクションにアクセスするには、ログインする必要があります。
Y軸ベアリングの交換は、こちらのガイドをご利用ください。Y軸ベアリングの交換方法 (MK3S+)
このガイドに必要な工具
このガイドに必要な工具
このガイドに必要な工具
このガイドに必要な工具
この章で、準備するもの:
ボールエンド型の2.5mm の六角レンチを推奨
ラジオペンチ
15x15cm の布または布切れ
油性マジック
プリンタの準備
プリンタの準備
プリンタの準備
スチールシートを外します。
LCDノブを1秒押して回転させると、Z軸が約半分の高さまで上がります。
十分な厚みのある布や生地で、ヒートベッドを覆ってください。そうすることで、分解時に表面をを損傷(引っかき傷)しないようになります。
プリンターが常温で冷えていることを確認してください。プリンタのディスプレイで温度を確認してください。
プリンタの電源を切り、コンセントを抜いてください。
X-carriage-back を取り外す
X-carriage-back を取り外す
X-carriage-back を取り外す
X-carriage-back を取り外す
エクストルーダーに付いている結束バンドをすべて切ります。
ケーブルスリーブを外します。スリーブ全体を取り外す必要はありません。もう一方の端は、電子ボックスに取り付けたままにしてください。
X-carriage-back 部分の4本のネジを外します。
エクストルーダーから x-carriage-back を取り外します。x-carriage-back は ケーブルの束にぶら下げておいてください。
X軸ベルトを取り外す
X軸ベルトを取り外す
X軸ベルトを取り外す
X軸ベルトを取り外す
Xエンドモーター裏面のテンションスクリューを緩めます。ネジは取り外す必要はありません。
以前の MK3/MK3S プリンターでは、張力の仕組みが少し異なる場合があります。このガイドは MK3S+ を対象としていますが、その違いを認識していれば、MK3/MK3S プリンターにも適用可能です。
X軸モーターから M3ネジ 2本 を外します。プラスチック部分から取り外す必要はありません。
X軸モーターを図のようにフレーム側に回転させます。そして、上部のネジを少し締めてモーターの位置を固定します。あくまで一時的なものです。
X軸ベルトの両端を引き抜き、ベルト全体をプリンターから取り外します。
スムーズロッドを外す
スムーズロッドを外す
スムーズロッドを外す
スムーズロッドを外す
各 Z 軸トップの 2 つのネジを外し、プリンターから両方の Z 軸トップを取り外します。
指を使い、手動で両方のネジ付きZ軸ロッドを均等に回転させ、Z軸を上に移動させます。
両方のスムースロッドが X端から1cm (1/2") 突き出たところで回転を止めます。
両方のスムースロッドをプリンターから引き抜きます。
Z軸モーターを取り外す
Z軸モーターを取り外す
Z軸モーターを取り外す
Z軸モーターを取り外す

ネジ式ロッドの上面が、黒色のナットと同一面になるまで、両方のネジ式ロッドを手動で回転させます。

右側 Z軸 下部のネジ 4本 を外します。完全に取り外す必要はありません。
Z軸モーターを作業台の上に注意深く置きます。
左のZ軸モーターについて、最後の2つのステップを繰り返します。
X軸を取り外す
X軸を取り外す
X軸を取り外す
X軸を取り外す
X軸を外側に少し傾けます。
X軸 がロッドから出るまで、両方のネジ付きロッドを手動でもうすこし回転させます。
写真のように、X軸をプリンタの横に注意深く置いてください。
X-end-motor (左のプリント部分) を手で持ち、もう一方の手で X-end-idler (右のプリント部分) を引き抜きます。
プリンタのプリント部品のクリアランスは、若干異なる場合があります。場合によっては、取り外しがむずかしく、やや強めの力が必要になる場合があります。ただし、怪我をしたり、ケーブルを傷つけたりしないように注意してください。
古いベアリングを取り外す
古いベアリングを取り外す
古いベアリングを取り外す
古いベアリングを取り外す
エクストルーダーを慎重にスライドさせて、X軸から外します。
エクストルーダーは布の上に置いておきます。
ベアリングの結束バンドを2本ともカットします。
エクストルーダーから3つのベアリングを取り外します。
写真のように、エクストルーダーと布をヒートベッドの上に置きます。
ホットエンドケーブル束 (3本) とエクストルーダーケーブル (5本) が離れていることを確認します。写真を参照してください。
新しいベアリングの準備
新しいベアリングの準備
新しいベアリングの準備
以下のステップに向けて、下記の部品を用意してください。
新しいベアリングLMU8 (3個)
結束バンド (7本)
ベアリングの表面についている潤滑油を、ペーパータオルで拭いてください。
ベアリングにマーキングする
ベアリングにマーキングする
ベアリングの表面についている潤滑油を、ペーパータオルで拭いてください。
写真のように、ボールの 2列が見えるようにベアリングを配置します。
ベアリングの外周面 (2列のボールの真ん中にあたる部分) に油性マジックで印をつけてください。
このステップを、残りの 2つ の リニアベアリング にも繰り返します。
引き続きステップでは、この印でベアリングの向きを確認していきます。
新しいベアリングを取り付ける
新しいベアリングを取り付ける
新しいベアリングを取り付ける
新しいベアリングを取り付ける
X軸モーターが左側で上向きになっていることを確認してください。
片方のベアリングをゆっくりと遠くにあるロッドにスライドさせます。ロッドが傾いている状態でベアリングをスライドさせないでください。また無理な力を加えないでください!
他の2つのベアリングを、手前にあるロッドに注意深くスライドさせます。こちらも同様、力を入れすぎて、ロッド vs ベアリングが傾かないようにしてください。
両方のスムースロッドをエクストルーダーXキャリッジのチャンネルにセットします。これは、ケーブルが正しくガイドされていることを100%確認するためです。
X-end-idler をスムースロッドにスライドし戻します。かなりの力が必要かもしれませんが、注意してください。ハンマーや F型クランプ などを使用しないでください。 差し込む際、部品がロッドに対して垂直になるようにしてください。
プラスチックの台形ナットが、両方とも手前を向いていることを確認します。
ロッドの挿入状態を確認する
ロッドの挿入状態を確認する
それぞれの Xエンド の 上側/下側 には、切り欠きが設けられています。ここから、スムーズロッドが奥までしっかりと押し込まれているかどうかを確認してください。
ロッドがプラスチック部分に完全に挿入されていない場合は、さらに強い力を加えてください。怪我をしないように気をつけてください。
ハンマーなどを使用しないでください。プラスチック部分を割ってしまうことがあります。
X軸モーターの固定
X軸モーターの固定
各 Z軸モーター を M3x10 ネジ 4本 で Z軸 底面に固定します。プリントされた部品を壊す恐れがあるので、均等に、慎重に締め付けてください。
X軸の取り付け
X軸の取り付け
X軸の取り付け
X軸の取り付け
組み立てたX軸の黒いナット部分を上に向けて、Z軸のネジ付きロッドの上部に置きます。
再度、確認すること:
エクストルーダーケーブルの束は、下部のスムースロッドの上にあります。
ホットエンドケーブルは下部のスムースロッドの下にあります。
ネジ式ロッドを同時に反時計回りに回し、Z軸を少し下に移動させます。
X軸とフレームの間に約1cm (1/2") の隙間を空けてください。
両方のスムースロッドを X軸 内部のベアリングに通して、プリントパーツの中までゆっくりと挿入してください。無理な力はかけず、ロッドを傾けないようにしてください!
X軸上部の取り付け
X軸上部の取り付け
X軸上部の取り付け
X軸上部の取り付け
両方の Z軸 上部のパーツをフレームに取り付け、それぞれを M3x10 ネジ 2本 で固定します。
Z軸を手動で半分の高さに移動させます。
電子ボックスと電源ユニットが手前になるように、プリンターの向きを変えてください。
ベアリングをすべて揃え、マーキングした部分があなたの方を向くようにします。
結束バンド を準備する
結束バンド を準備する
結束バンド を準備する
写真のように 結束バンド を X キャリッジ に挿入します。
エクストルーダー後ろの四角いナットが落ちていないか、よく見てください。後で挿入するのはたいへん難しい作業になってしまいます。
エクストルーダーを取り付ける
エクストルーダーを取り付ける

エクストルーダーをベアリングの上に置き、写真のようにベアリングを合わせます。上部のベアリングとパーツは完全にフィットしている必要があります。
下部の正確な位置については、今のところ問題ではありません。

3つのベアリングをすべて回転させ、印をした部分があなたの方を向くようにします。
結束バンドを締め、残りの部分を切断します。
下側のベアリングがプラスチック部分にきちんと収まっていることを確認してください。
X軸ベルトの組み立て
X軸ベルトの組み立て
写真のように X 軸 ベルト の平らな部分を X キャリッジ に挿入します。
ドライバーや一番小さい六角レンチを使って、ベルトを押し込みます。
X軸ベルトの組み立て
X軸ベルトの組み立て
X軸ベルトの組み立て
X軸ベルトの組み立て
X 軸 ベルト を X-end-idler に通し、623hベアリングの周りを回って戻します。
引き続き、ベルトを Xキャリッジ に通してください。
X軸 ベルト を X-end-motor の下部から GT2-16 プーリー に通し、X-carriage に戻してください。
X軸ベルトの組み立て
X軸ベルトの組み立て
X軸ベルトの組み立て
X-carriage にベルトを取り付ける前に、Xエンドのモーターを固定している上部の M3 ネジ 2本 を外してください。
写真のように、X軸 モーターをフレームの方に少し回転させます。
X-GT2 ベルト の フラットな部分を、2枚目の写真のように X キャリッジ に押し込みます。
ドライバーや一番小さい六角レンチを使って、ベルトを押し込みます。
X軸 ベルト の張力の調整
X軸 ベルト の張力の調整
X軸 ベルト の張力の調整
右手でモーターをつかみ、元の位置へと回転させ、押さえておきます (ベルトに張力がかかるようにします)。
左手の2本の指で、ベルトを挟むようにつかみます。このとき、ベルトを曲げるために必要な力はとても小さな状態となっているようにしてください。ただし、つかむ前から自重でベルトが曲がってしまわないようにしてください。通常時には真っすぐになっている必要があります。
モーターを元の位置へ回転するのが困難な場合、ベルトの張力が強すぎます。
ベルトの張力に合わせて、X キャリッジ に押し込むベルトの位置を調節してください。
調整ができたら、モーターを元の位置へ回転させ、M3 ネジ を再度固定します。
X 軸 ベルト のテスト
X 軸 ベルト のテスト
以下の手順にしたがって、ベルトの張力が正しく調整されているかどうかをテストしてください。
ラジオペンチを使って、X軸 モーター のシャフトを固定します。
エクストルーダーを X軸 モーター の方に移動させます。無理な力を加えないでください。
ベルトが正しく張られている場合、多少の抵抗が感じるはずですが、エクストルーダーは全く動きません。ベルトが緩すぎると、ベルトが変形してうねりができ、プーリー の歯にしっかりと噛み合わず、滑ってしまいます。
ベルト が緩すぎますか? 前のステップ戻り、今までの手順をすべて繰り返します。モーターを回転させ、X キャリッジ 内の ベルト を締め直す必要があります。ベルト の長さを短くするには、X キャリッジ の外側に 1~2 本 の歯を移動させれば十分です。
X 軸ベルトの微調整
X 軸ベルトの微調整
X 軸ベルトの微調整
X 軸ベルトの微調整
このステップで、ベルトの張力調整が完了します。作業を始める前に、まず説明を読んでください。あなたのベルトには既に正しい張力がかかっている可能性があります。その場合は、追加のネジ調整は必要ありません。
はじめに、モーター を固定している全ての ネジ を少しだけ緩めます。これを行わないと、上部の “テンショナー” が機能を果たしません (モーター が動く状態になる必要があります)。
ボールエンド 六角レンチ を使用して X-end-motor の後ろ側の ネジ を締めこんでいきます。ネジを少し回すたびに、ベルトの張力を確かめてください。
プリンターがベストな状態でプリントするには、ベルトは、指で押すと抵抗が感じられるくらい張っていることが重要です。エクストルーダー を X-end-idler まで動かし、X 軸 の中央でベルトの張力を確認します。
最適な張力が得られたら、ネジを再度締めこんでください。
キャリブレーション中に X軸 の不具合が見られる場合や、プリント中に X軸方向 にレイヤーがずれてしまった場合などには、このネジを調整することで解決できます。ネジを締めこむと、ベルトがより張られた状態になります。ネジを緩めれば、逆の効果が得られます。調整するときは、モーターを固定するネジを先に緩めるのを忘れないでください。
X-carriage-back を取り付ける
X-carriage-back を取り付ける
X-carriage-back を取り付ける
先に進む前に、ナイロンフィラメントがエクストルーダーから脱落していないこと を確認してください。もし、抜け落ちた場合は MK3S+ assembly manual からインストールしてください。
X-carriage-back をエクストルーダーにセットし、4本の ネジ をすべて使用して、X-carriage-back を締めます。
無理な力でネジを締め付けないでください!! プリント部品の間にある ベアリング が変形したり、圧迫されたりしないように注意してください。
ケーブルスリーブを取り付ける
ケーブルスリーブを取り付ける
ケーブルスリーブを取り付ける
ケーブルスリーブを取り付ける
ケーブル束全体をケーブルスリーブで包みます。
写真のように、ホットエンドケーブルをケーブルスリーブに入れていきます。
3本 の結束バンドをケーブルホルダーの低い方の列の穴に差し込み、ケーブルスリーブをまとめます。
注意! 結束バンドのループを作る前に、ホットエンドからのケーブルが巻き込まれるようにします。プリント部分のチャネルを使用して、正しく配置します。
ホットエンドケーブルを上段で 2本 の結束バンドで固定します。結束バンド を締めすぎないでください! ケーブルを傷つけてしまう可能性があります。
もう少しで完成です!
もう少しで完成です!
プリントを開始する前に、Z軸のキャリブレーションを行う必要があります。
ヒートベッドの布をはずします。
スチールシートをヒートベッドの上に戻します。
プリンターの電源を入れます。
プリンターの画面から Calibration -> Calibrate Z に進み、画面の指示に従ってください。
お疲れさまでした! 少し難しい作業でしたが、これで X軸 ベアリング の交換は成功です!
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